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 資格の種類はさまざま

資格にはいくつかの種類があることを、ご存じでしょうか?
資格を取るに当たっては、自分が取ろうとしている資格の種類を知っておくことも大切です。資格のガイドブックの中には、もっと大きく分けているものもありますが、本HPでは、主に国家資格・公的資格・民間資格・修了資格・許可資格の5種類に分類しています。

一般的には、国家資格がいちばんステータスがあり、社会的に認められているもの、逆に公的資格や民間資格はあまり大したことのないもの、簡単に取得できるものというイメージがあるようですが、必ずしもそうとはいえません。もちろん、国家資格は権威のあるものですが、公的資格や民問資格、修了資格にも、社会的に認められた、ステータスの高い資格、一筋縄ではとても取得できないような難しい資格も少なくないのです。イメージだけにとらわれるのではなく、自分が取りたいジャンルの資格にはどのようなものがあるのか、そしてその中でいちばん自分に向いているもの、社会的に認められているものはどの資格なのかを、きちんと見極めるようにしましょう。では、それぞれの資格の種類について、具体的に説明しましょう。

 国家資格

法律に基づいて、国や国に準ずる機関(地方自治体など)が試験を実施し、認定する資格。国家資格には試験を行っている機関により次の4つに分類することができます。
①国の行政機関が試験を実施しているもので、弁理士や公認会計士、司法書士など、その職業につくためには絶対に取得しなければならない資格。
②都道府県など、地方自治体が試験を実施している資格で、調理師、保育士など。
③国または地方自治体が試験を実施している資格で、情報処理技術者、宅建士など。
④国家(地方)公務員、教職員、学芸員などの、公務員になるための資格。

 公的資格

公の機関が試験を実施しているもの「検定試験」と呼ばれるものも公的資格の中に入ります。
①財団法人や社団法人などが試験を実施で各省庁や大臣がこれを認定する資格。
例えば、文部科学省認定のものに実用英語技能検定などがあります。また、経済産業省認定のものには消費生活アドバイザーなどが、厚生労働省認定のものには手話通訳士などがあります。
②日本商工会議所が実施している各種検定試験。簿記検定、英語ビジネス文書作成技能検定などがあります。

 民間資格

国家・公的資格などと違い、一般の企業や団体などが独自に実施しているものです。法律的に根拠があるものではありませんが、社会的に広く認められている、価値のある資格がいろいろあります。しかし一方で、悪質なインチキ資格も残念ながら存在しています。民間資格の場合はその名称に踊らされず、自分できちんとリサーチすることが肝要です。

 修了資格

一定の講習、セミナーやカリキュラムなどを修了することで認定される資格。キャンプインストラクター、自然観察指導員などもその1つです。

 許可資格

日本の伝統芸能のように、特に試験が設けられているわけではなく、稽古を重ねて師範や家元から許可を受ける、というものです。毛筆書写検定、レタリング技能検定などもその1つです。