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修了資格 自然観察指導員

自然を保護し、人と自然を結びつけるボランティア活動
受験資格 満18歳以上で、2自然観察指導員として地域の自然観察会話動をすすめる意欲を持った人
取得期間と費用 期間/1泊2日
費用/20000~40000円 (受講料として)
受講内容 自然保護や自然観察に関する考え方の整理、自然の見方・伝え方の野外実習
合格率 講習会の全日程を修了し、登録申請するだけでよい
受講時期 年間を通して全国各地で随時開催 毎年5~11月に10~15回開催
受験料 20000~40000円
※受講料、保険料、登録料、宿泊費、食費が含まれるが、開催地によって宿泊施設や共催団体の負担に差があるため費用が異なる
問い合わせ先 (財)日本自然保護協会(NACS-J)教育普及部
東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
TEL 03-3553-4105
http://www.nacsj.or.jp/

どんな仕事?

自然観察指導員は、より多くの人が自然とふれ合い、自然の大切さを理解するため自然観察会などを通じて、人と自然を結びつけることを目的としたボランティア活動です。

こんな人に向いている

自然観察指導員というと、特別な知識や技能がないとなれないと思われがちですが、決してそんなことはありません。自然を五感で感じ取り、自然の仕組みを理解し、なによりも自然を愛する人なら誰にでもできるボランティア活動です。

収入と将来性

将来性に関していえば、小・中学校の週休2日制が定着して家族の余暇時間が増え、アウトドア志向がますます強くなっていく現代社会にあっては、自然観察指導員の存在は重要視されると考えられます。さらに自然保護が声高に叫ばれている現状を考えれば、こうしたボランティア活動はますます広がるでしょう。人問も自然の一部であるという認識に立って、自然の素晴らしさを感じ、自然保護を考えることは、私たちの大きなテーマです。その先頭に位置するのが、自然観察指導員といってもよいでしょう。

活躍の場はココ

主な活動としては、休日などに近隣の友人、知人を集めて自然観察会を開くことですが、実積を積むことによって、自治体主催の観察会などの講師として招かれることもあります。すでに20000人以上の人が自然観察指導員講習会を受講し、それぞれの地域で自然保護の輪を広げるためにさまざまな形で活躍しています。

取得までの方法

とにかく講習会に参加することです。講習会は日本自然保護協会が主催しているもの、自治体と協会が共催するもの、協会と他の自然保護団体が共催するものと3種類あります。定員を超える申し込みがある場合は、抽選となりますので、開催時期及び開催地に関しては、早めにチェックしておくことをおすすめします。講習会の全日程を修了して登録申請すると、登録証、腕章、ネームプレートが発行されます。継続には毎年NACS-Jの会費と登録料(1300円)が必要です。なお、登録後もフォローアップとして研修会が行われています。

講習会プログラムの一例

(財)日本自然保護協会(NACS)主催の講習会では、自然保護や自然観察に関する考え方の整理から始まり、自然の見方・伝え方の野外実習が行われます。
1日日
野外実習「自然の仕組みを見に行こう~森を通して」‥‥マクロに自然をとらえる、名前にこだわらない自然観察会など
室内講義「自然保護を考える」…なぜいま自然保護か、自然保護の考え方、自然保護の
目的など
2日目
野外実習「地域の自然を理解しよう」‥‥地形・地質、植物、動物など分野ごとに地域の自然を特徴づけているものを知る
「自然観察のテーマ探し」…自然のしくみや生き物の暮らし、人と自然のつながり、五感を使った自然観察など
室内講義「自然の観察」…自然保護教育と自然観察会、指導員の役割と理想象、自然観察会の運営など
3日目
野外実習「実際に自然観察指導をしてみよう」