受験資格 | 特に制限はない 知識程度に応じて4つの級に分かれている。自分の実力に応じて 選べる |
取得期間と費用 | 期間/6か月~ 費用/5000円~(書道教室に通った場合の平均月謝) |
試験内容 | 5級~1級にわたり実技と理論の2試験が行われる 5級/楷書、平仮名、片仮名、筆順 4級/楷書、平仮名、片仮名など毛筆書写の基礎的な技術及び 知識 3級/行書など毛筆書写一般の技術及び知識 2級/行書など毛筆書写の専門的技術及び知識 準1級/掲示文書写など毛筆書写の高度な専門的技術及び知識 1級/草書など毛筆書写の高度な専門的技術及び知識 |
合格率 | 5級/90%前後 4級/90%前後 3級/70%前後 2級/50%前後 準1級/20%前後 1級/10~15% |
試験時期 | 例年6・11・2月 |
受験料 | 5級/1100円 4級/1400円 3級/2100円 2級/3100円 準1級/4500円 1級/5500円 |
問い合わせ先 | 一般財団法人 日本書写技能検定協会 東京都豊島区南大塚3-41-3 TEL03-3988-3581 |
パソコンなどの普及により、最近ではめっきり筆を使うことが少ないと思いがちですが、あらたまった状況の場合には、やはり毛筆が用いられるのは事実です。特に年賀状や挨拶状、冠婚葬祭など毛筆が欠かせない場面では、とても重宝される技能です。
もともと字を書くのが好きという人、時間をかけてゆっくり物事に取り組むのが好きという人に向いています。特に、余暇を有効に利用したいという向上心あふれる女性には、ぜひおすすめです。
基本的な文字を正確に美しく文書にできるという能力は、どのような職種においても必要な条件であり、あらゆる業務を円滑にするためにも大切です。1級有資格者は、将来、指導者として個人で書道塾を開業するなどの可能性も開けます。
一口に書道といっても、その内容は大変奥が探く、よりステップアップするには、高度な書写能力と豊かな情操が要求されます。書道は、いつ、どんな場所でもできるというものではないので、書道教室に通ったり通信教育を受けるなどの手段を利用し、じっくり取り組むのがいちばん。とにかく合格までには、地道な練習の積み重ねが必要です。日本書写技能検定協会から「毛筆書写険定の手引きと問題集」が出版されているので、参考書として活用できます。
収入は、能力、経験に応じて大きな個人差がありますが、企業、官庁、結婚式場などの外部専門スタッフとして、高収入を得る女性も増加しています。毛筆は、教養として趣味として一生を通じて学べるため、あわただしい日常に心のゆとりを生み出し、生きがいにもつながります。パソコンで処理した印刷物の普及により、かえって毛筆書写の一文字、一文字の美しさが価値あるものとなった現代ですが、今後ますますニーズが高まると期待されます。
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