平成12年12月1日に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が成立し,同政省令とともに平成13年8月1日に施行されました。これにより,「マンション管理士」と「管理業務主任者」という2つの国家資格が誕生し,また,マンションの定義も明確になり,マンション管理業を営もうとする者は,国土交通省に備えるマンション管理業者登録簿に登録を受けることが必要になりました。「マンション管理士」は,マンションに関する専門的な知識を持って,管理組合に対する助言・指導・援助を行う名称独占の資格ですが,「管理業務主任者」は,マンション管理業者の社員として,日常の管理業務の円滑な遂行に努めるほか,区分所有者等に対して,重要事項の説明・交付書面への記名押印等をする役割を担っています。
管理業務主任者は,管理の前提となる管理受託契約の重要事項の説明から,受託した管理業務の処理状況のチェック等・その報告まで,マンション管理のマネジメント業務を担うものであり,事務所ごとに30組合につき1名以上の設置が義務付けられています。管理業務主任者となるには,管理業務主任者試験に合格し,管理業務主任者として登録し,管理業務主任者証の交付を受けることが必要です。
受験資格 | 特に制限はない |
願書の入手方法 | 例年8月1日から9月30日まで、社団法人高層住宅管理業協会の本部・支部、国土交通省(各地方整備局等を含む)、都道府県及び政令指定都市等において配布。社団法人高層住宅管理業協会のホームページ上にも掲載されます。 |
受験申込 | 受験申込案内書に同封されている受験申込書等を9月1日~9月30日(当日消印有効)の受付期間内に受験申込案内書に記載された宛先に郵送。 |
試験方式 | マークシート方式の筆記試験 四肢択一式(出題数50問・試験時間2時間) |
試験時期 | 毎年1回実施。12月 |
合格発表 | 例年1月の下旬。 社団法人高層住宅管理業協会から、試験の全受験者に合否通知が送付され、合格者については合格証書が併せて送付されます。また合格者の発表は官報で公告されます。 |
受験料 | 8900円 |
試 験 地 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の8地域から選択できる (会場指定不可)。 |
問い合わせ先 | (社)高層住宅管理業協会 |
売れ筋参考書 |
管理業務主任者 参考書 管理業務主任者 問題集 |