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民間資格 CAD利用技術者試験(キャド)

建築・設計の分野でニーズ高まるCADオペレーター

受験資格 2級/特に制限はない
1級/2級資格取得者及び過去の1級合格者
取得期間と費用 期間/6か月~1年
費用/50000円~
試験内容

1級(建築)(筆記・実技/80分)
実技試験/①RC造:平面図、断面図、立面図、矩計図、②木造:平面図、断面図、立面図
筆記試験/①建築製図の知識、②設計情報の電子化

1級(機械)(筆記・実技/80分)
実技試験/①機構部品の作図、②適切な数値(カタログ、要目表など)からの作図
筆記試験/①機械製図の知識

1級(トレース)(筆記・実技/80分)
実技試験/①編集・レイヤ設定能力、②トレース能力、③投影能力
筆記試験/①製図の知識、(図面の名称、線の種類と用途、寸法補助記号、図記号(建築、機械、土木、電気)

2級(多肢選択方式/60分)
①CADシステム分野(図形の知識含む)、②製図分野 (実技なし)

合格率

2級/50%前後

1級/(トレース) 50%前後
(建築)60%前後
(機械)30%前

試験時期 1級/年2回6月中旬、11月中旬
2級/随時
受験料 2級/5940円
1級/16200円
問い合わせ先 一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会 
TEL 03-3560-8440 http://www.acsp.jp/cad/
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どんな資格?

CADというのは、Computer Aided Designの頭文字を取ったもので、コンピューターによる設計支援システムのことをいいます。これまで建築や機械の設計図というのは、設計者が作成したものを手描きでトレースしていました。ところが、いまではこの作業をコンピューターで行うCADが急速に普及しています。CAD利用技術者試験はこのCADを扱うオペレーターの技能を試験・検定するものです。

こんな人に向いている

かつてのトレースと同様、CADの作業も細やかな神経が必要とされる仕事です。その点、女性に向いた職種ということがいえるでしょう。コンピューターに向かって黙々と作業をこなす職場もあり、かなり根気のいる仕事でも
あります。

活躍の場はココ

CADの応用分野は設計事務所・建築会社から機械関係、またその他の企菜へと広がっています。さまざまな設計になくてはならないシステムになりつつあり、資格は企業への就職・転職に有利になる他、社内での昇進や昇給に当たりて評価の材料にもなります。CADオペレーターだけでなく、これからは設計者自らがこの資格を持つケースが増えていくものと思われます。

収入と将来性

設計者とオペレーターは同列には論じられませんが、熟練したオペレーターになる350万円以上の年収が見こめます。CADの利用範囲は広がっている割に人材は不足気味であり、将来性はかなり期待が持てます。

取得までの方法

CADの作業そのものはパソコンにCADソフトを導入して行うことが多くなっています。しかし、CADソフトは高価なため、個人的に購入して勉強するのは現実的ではありません。そこで専門学校に通って学ぶ方法が考えられます。業種や目的によってソフトの種類が違ってきますから、自分の狙いに合ったソフトがその専門学校で学べるかどうかを確認した方がよいでしょう。

受験勉強のコツ

試験は一応、ある程度の実務経験を想定しています。2級は筆記試験のみとはいえ、できるだけパソコンに触れて体験を積んでおきたいものです。

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