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国家資格 建築士

女性独特の感性を活かせる仕事。就職にも有利で、独立の可能性も

受験資格

・一級建築士
1.二級建築士として建設実務通算4年以上の者。
2.建築設備士として建築にかかわる実務経験4年以上を持つ者
3.国土交通大臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業後、所定の実務経験者(原則平成21年度入学者から適用)

・二級建築士・木造建築士
1.国土交通大臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業後、所定の実務経験者(原則平成21年度入学者から適用)

実務経験年数と費用 期間/二級・木造は0~7年
費用/個人差あり
試験内容

・一級建築士
学科試験(四肢選択:125問/6時間30分)
①建築計画、建築積算等、②環境工学、建築設備(設備機器の概要含む)等、③建築法規等、④建築力学、建築一般構造、建築材料等、⑤建築施工等
※「学科の試験」の合格者からは、申請により、「学科の試験」に合格した一級建築士試験に引き続いて行われる次の2回(従来は1回)に限り、「学科の試験」が免除されます。

設計製図(1課題/6時間30分)
事前の公示課題で設計製図を行う

・二級建築士・木造建築士
学科(五肢選択:100問/6時間)
①建築計画、②建築法規、③建築構造、④建築施工
設計製図(1課題/5時間)
事前の公示課題で設計製図を行う
※学科の合格者は翌年(2級・木造は翌々年)に限り本人の申請で免除されます。

合格率 一級 10%前後
二級 20%前後 木造 30%前後
試験時期 二級/7月(学科)9月(設計製図)
一級・木造/7月(学科)10月(設計製図)
受験料 二級・木造/16900円
一級/19700円
問い合わせ先 公益社団法人 建築技術教育普及センター本部
TEL 03-5524-3105
http://www.jaeic.or.jp/

どんな仕事?

建築士法に基づいて国土交通大臣および都道府県知事が行う試験に合格すると与えられる国家資格です。建築士の資格は一級、二級、木造に分けられており、資格によりその扱える建築物の規模が異なっています。学校、病院、劇場、デパートなど延べ面積500㎡を越える大型建築物、鉄筋コンクリート造等の建築物で延べ面積300㎡を越えるビルの設計や工事監理は一級建築士でなければできません。二級建築士は取り扱える建築物の規模や範囲が小さく、一級を目指す1つのステップでしょう。また、他の建築関連資格を取得する際メリットもあります。木造建築士は、2階までの延べ面積300㎡以下の木造建築物を作ることができます。

受験勉強のコツ

資格試験は、一級、二級、木造の3種類の資格とも4科目の学科試験に合格しないと、次の設計製図試験に進むことができません。合格後登録して、晴れて建築のスペシャリストとして働くことになると、なにかと苦労も多いですが、その分、やりがいも大きい仕事です。

取得までの方法

二級・木造建築士試験の受験資格を得るためには、建築関係の学校を出ていない場合、7年問の建築に関する実務経験が必要要になるので、専門学校に通う方が近道です。建築工学科コースなどを卒業すると二級建築士の受験資格が得られる専門学校もあります。大学の建築学科を修了した人も同じです。
建築士試験で学科の試験に合格後、設計製図の試験に不合格の場合、申請すれば翌年と翌々年の学科の試験が免除されます。

収入と将来性

建築士の世界の女性はごくわずかなのが現状。しかしその分、女性進出の可能性は十分残されているといえます。しかも、最近は女性の感性を活かした建築や内装が求められているので、将来の見通しは明るく高収入が期待できます。また、木造建築士の場合、もとはといえば大工さんの技術を公に認めて、伝統技術を伝えていく目的でつくられたものですから、職人的な技術を身につけたいという人に最適な資格です。資格取得後は小規模な木造建築物の専門家として活躍できるでしょう。

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