受験資格 | 特に制限はない |
取得期間と費用 | 期間/3年~(ただし、論文式合格までは1~3年) 費用/200000円~ |
試験内容 | 短答式試験(マークシート) 論文式試験 |
合格率 | 10%前後 |
試験時期 | 短答式/5月中旬 論文式/8月上旬 |
受験料 | 短答式/13000円 論文式/電子申請は12800円 |
問い合わせ先 | 国土交通省土地・水資源局地価調査課 東京都千代田区霞が関2-1-2 TEL03-5253-8111(代) http://www.mlit.go.jp/ |
第三者からの依頼に応じて、不動産の鑑定評価を専門的に行うのが仕事です。不動産鑑定士は、通常、次のような場合の鑑定に応じます。
①国有財産や公共用地などの売買、②民事訴訟の際、③金融機関からの融資にともなう担保の際、④不動産の取り引きの際。依頼主としては、一般会社、銀行、裁判所、個人などで、他に不動産や税金に関しての相談にも応じることもあります。不動産の適正な鑑定には高度の法律的、経済的知識に加えて、社会全般の動きに対する読みの深さ、豊富な人生経験が要求されます。
依頼された物件の登記簿を確認したり、現場周辺の取引事例を調査するなど、不動産鑑定の仕事は、とにかく地道な作業が中心となります。ですから、デスクワークよりも外回りがよいという人に向いています。仕事中は、多くの人に会って話を開いたりグループで仕事をする機会も多いので、周囲と協調性があって人好きのする性格の人がよいでしょう。また、独立開業を目指す人の中でも、大都市で開業したいのなら営業センスも必要です。
不動産鑑定は不動産取引、不動産税務担保、不動産の評価などにかかわる仕事です。そのため不動産鑑定のクライアントは、国土交通省や財務省などの官公庁や建設会社、不動産会社や不動産所有者、金融機関など多岐にわたっています。しかも、需要が多い割りには鑑定士の絶対数は不足しているのが現状で、資格取得後、仕事にあぶれる心配はまずないでしょう。
司法試験、公認会計士試験と並び、3大国家試験といわれるほど難問なこの資格。通常は大卒、短大卒による短答式免除で論文式を受験される人が多いようです。短答式による方法もありますが、夜間や通信の短大を卒業した方が確実だといわれています。とにかく論文式の合格が最大のヤマ。独学でも合格は可能ですが、専門学校に通い効率的な勉強をするのが合格へのいちばんの近道です。
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