受験資格 | 特に制限はない |
取得期間と費用 | 期間/3か月~(3級受験の場合) 費用/30000円~(3級受験で、公共機関が実施する講座など を利用した場合) |
試験内容 | 3級(筆記)/色の三属性、色の分類、色立体、トーン、色名、 色彩体系など、色彩に関する基礎的な知識 2級(筆記)/光と色、色彩心理、色彩調和論、配色の技法、 環境と色彩、色彩計画など 1級(1次試験・筆記)/色材、色彩管理、色彩調和論の歴史 などで、1級のみ2次試験あり 2次は1次試験合格者対象で実技試験(配色など) ※1級受験の1次試験合格者で2次試験不合格の場合、その後 2年間(2回)1次試験免除 ※何級からでも受験可能3級と2級、2級と1級の併願可 |
合格率 | 3級/70%前後 2級/50~60% 1級/30%前後 |
試験時期 | 3・2級/年2回/6月・11月 1級/年1回/11月 (2次試験は12月) |
受験料 | 3級/7000円 2級/10000円 1級/15000円 |
問い合わせ先 | (社)全国服飴教育者連合会 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー7F TEL03-5510-3737 http://www.aft.or.jp ※試験は全国各地で実施 |
この試験は、(社)全国服飾教育者連合会(略称A・F・T)が主催するもので、'94年に文部科学省の認定を受けた公的な検定試験です。ファッションコーディネートという名がついていますが、資格の内容はファッション専門に限らず、あらゆる製品のカラーコーディネートや、都市計画などにおける色彩計画、個人を対象にしたカラーアドバイスなど、色彩に関連する幅広い分野に対応するものです。有資格者の仕事には、企業内で商品デザインの一環として製品のカラーコーディネートを行ったり、都市や建築物の色彩計画
、個人を対象にしたファッションやメイクのカラーアドバイスなどが挙げられ、色彩のスペシャリストであるカラーコーディネーターとしてさまざまな業界で力を発揮します。
プロとして活躍するためには、色が果たす役割や機能といった色彩に関する専門的な知識や技術と、人々を納得させることのできる美的センスが要求されます。色彩に興味のある人に向いている職業で理論とセンスの両方を兼ね備えていることが大切。説得力も求められます。
ファッションやインテリア、自動車、家電品、日用品などあらゆる分野のメーカーの企画や開発部門、建築設計会社、企業の広報や企画部門など、有資格者の活躍の場は多岐にわたっています。また企業関連とは異なる分野で、個人を対象にカラー診断などを行い、ファッションやメイクなどをアドバイスする仕事を行っている人や、カルチャー教室などの講師として活躍している人もいます。
コーディネーターとして活躍している人の中には高収入を得ている人もいるようですが、そこまでいくにはかなりの実力と資本、人脈が必要です。この仕事はもともとアメリカで生まれたもので、日本での歴史は浅いのですが、商品の多様化が進む中で徐々に注目を集め始め、専門職としての活躍の場を年を追うごとに広げつつあります。今後も幅広い分野での需要が見こまれます。ただ、活躍の場が広範囲なだけに自分がどの分野に進みたいのかをはっきりさせ、その分野について知識や技術を深めていく必要があります。例えばインテリア関連で活躍したいのなら、インテリアについての専門知識を学んでおく、など、得意分野を持つことが成功へのポイントといえます。
A・F・Tから各級の対策テキストや、過去問題集が発行されています。公共機関などでも受験対策講座が行われていますし(都市によって異なる)、スクールや通信講座で学ぶ方法もあります。1級合格は難問ですがプロを目指すならぜひ取得したい資格です。
売れ筋参考書 |