受験資格 | 9級/認定校である装道きもの学院で6か月の講習を修了 10級/a.きものの着装指導について2年以上の実務経験のある人 b.きものを教える学院及び教室の卒業生で220時間以上きもの に関する教育を修了した人 c.そのほか当協会が資格ありと認めた人 |
取得期間と費用 | 期間/220時間以上 費用/個人差あり |
試験内容 | 1次 筆記/服飾史の概要、着物や帯、小物などの種類、素材 の知識、調和美、仕立て・着装のポイント、着物のマナー、管理 方法など 2次 実技/着装実技、説得能力、指導能力、きものコンサルタ ントとしての演出能力(自装・他装) |
合格率 | 例年約90.0% |
試験時期 | 年1回例年10月上旬~中旬 |
受験料 | 7800円 合格者は認定登録料48600円が必要(税込) |
問い合わせ先 | (社)全日本きものコンサルタント協会 東京都千代田区有楽町1-6-4 TEL03-3219-3015 http://www.kimono-consul.org/ ※試験は東京で実施 |
きものコンサルタントは、文部科学・経済産業大臣の認可によって設立された(社)全日本きものコンサルタント協会の試験を受け、合格した人に認定される資格です。日本の伝統美である和装に関する総合的な知識や技術の普及を目的としているもので、有資格者は着装の技術だけでなく、和装のすばらしさや礼法なども教えるコンサルタントとして活躍しています。着装教室を開いたり、デパートで販売に携わるなど、資格の活かし方は人によって様々です。
着装教室の開講、カルチャー教室などの講師、デパートや専門店に就職して着物の販売やアドバイスに携わったり、結婚式場や美容院での着装など、活躍の場は幅広く存在します。美容院や結婚式場と契約して週末だけのサイドビジネスにしている人や、フリーで活躍している人もいるようです。9級に合格すると、装道きもの学院認可の着物教室を開くこともできます。
資格の活かし方は人によって違いがあり、収入については一概にいえませんが、着物関連企業などに就職する場合、資格獲得が有利に働くことがあるようです。結婚や出産後も資格を活かすことができ、一生続けられる仕事なので、特に女性に資格といえます。
協会の認定校である、装道きもの学院(全国に9校)で6か月間の講習を受け、卒業試験に合格すると9級の資格が得られますので、この方法が近道。また協会では、試験直前に受験のための講座(2日間)を東京で実施していますので、受験者はこの講座への参加がおすすめです。