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民間資格 シューフィッター

足の健康や靴について熟知した靴合わせのプロフェッショナル

受験資格 足と靴と健康協議会の実施するシューフィッター養成講座
「プライマリーコース」を修了し、靴の販売、製造、靴に関連する仕事に従事して3年以上の経験者
取得期間と費用 「プライマリーコース」の受講期間/3日間のスクーリング・3か月間の通信講座
費用/102,600円(スクーリング・通信講座費用)
試験内容 「プライマリーコース」を修了し、問題集Ⅰ、Ⅱのそれぞれの正解率が60%以上で、提出足型(50人分)の審査に合格すると、
シューフィツター(初級)に認定される
合格率 約80.0%
試験時期 年間を通じて偶数月
受験料 講座費用に含まれている
問い合わせ先 足と靴と健康協議会
東京都台東区浅草7-1-9
TEL03-3874-7646
http://www.fha.gr.jp/

どんな仕事?

シューフィッターは「足と靴と健康協(FHA)」が養成・認定している、靴を合わせる技術者です。現代人にとって靴は不可欠ですが、靴のために足の健康を損ねることも大変多くなっています。外反母址がその好例ですが、他にも骨格や爪の変形、皮膚の損傷などいろいろな問題があります。これらはすべてその人の足の形に合っていない靴を長期間にわたってはき続けることが原因です。シューフィッターは、人の足に対する解剖学的・生理学的知識や靴の構造に対する知識などを駆使して、顧客の足に適合する靴を探したり情報提供をしたりする、靴選びのアドバイザーであるといえます。また、必要に応じてパッドなどを用いて靴の調整を行います。活躍する場所はほとんどが靴の販売店になりますが、シューフィッターとして学ぶ知識は靴の開発・製造過程でも役立つものなので、靴メーカーに所属するシューフィッターもいます。

こんな人に向いている

シューフィッターは靴合わせの技術者であり、受験をするためには3年以上の実務経験が必要です。この資格は、すでに靴に関する仕事に従事している人のステップアップのためのものといえます。お客様と接することの多くなる職業ですから、接客が好きな人に向いているといえるでしょう。靴に興味があることはもちろんですが、資格を取得するためには足に関する構造や機能、生理、病理、寸法などあらゆる知識が求められますので、そうした知識を身につけていく意欲・情熱も必要です。

活躍の場はココ

主な活躍の場は、靴の専門店や百貨店の靴売場、シューズメーカーなどです。この資格の認定は'85年に始まりました。シューフィッターの資格を持つ人は全国に2546人。そのうちの1266人が女性です。シューフィッターの名は年々定着してきましたが、各売場などではまだ人出不足の状況にあるようです。

収入と将来性

資格を取得することで必ず収入アップにつながるとはいえませんが、職場によっては資格手当などを設けていたり、現在検討中のところもあるようです。直接、収入に結びつかないまでも、資格を取得してシューフィッターとして売り場に出ることは自分の仕事への自信につながります。靴業界で働くなら、ぜひ取っておきたい資格です。

取得までの方法

資格取得には、足と靴と健康協議会が実施するシューフィッター養成講座「プライマリーコース」を受講する必要があります。このコースは、足型測定やフィッティングの実習、革靴の知識、足の病気や障害、サイズの知識、足の構造、靴のための人問工学などを学ぶ、3日問・25時間のスクーリングと、靴や足に関する基礎知識を学ぶ3か月問の通信講座からなり、スクーリングは年5~6回行われています(うち2回は関西、3~4回は東京で実施)。このコースを修了した人が受験対象となり、靴と足に関する問題集の正解が60%以上で、提出した足型(50人分)の審査に合格した人がシューフィッターとして認定されます。「プライマリーコース」を修了していれば、1度めの審査で不合格でも、合格するまで何度でも提出することができます。なお、シューフィッターの資格には有効期問があり、3年ごとに更新手続きが必要です。

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