受験資格 | 特に制限はない |
取得期間と費用 | 期間/3年~ 費用/個人差あり |
試験内容 | 基礎レベル5級・4級/一般社会問題の比較的短い文章の翻訳 実用レベル3級~1級/a.政経・社会 b.科学技術 c.金融・証券d.医学・薬学 e.情報処理 f.特許の中から1分野選択し、それに関する文章の翻訳 |
試験時期 | 例年1・7月 |
受験料 | 基礎レベル 5級/5100円 4級/6200円 5・4級併額/10300円 実用レベル 3級~1級/1科目10300円 2科目同時受験15400円 |
問い合わせ先 | 一般社団法人 日本翻訳連盟 東京都中央区京橋3-9-2 宝国ビル7F TEL:03-6228-6607(代表) FAX:03-6228-6604 http://www.jtf.jp |
経済産業省が許可した(社)日本翻訳連盟が認定する資格試験で、翻訳の実務能力が問われます。評価は、基礎レベルの5・4級、実用レベルの3~1級に分かれています。基礎レベルでは一般社会問題を翻訳する試験ですが、実用レベルでは6つの専門分野から1分野を選び受験するのがこの資格の特徴です。
翻訳者は入手した情報を、正確でわかりやすい文章にするのが仕事ですから英語力だけでなく、的確な日本語を使う能力も必要です。またこの資格はインターネットで受験できるシステムを導入しているため、地方在住者、身体障害者、海外在住者なども気軽に受験することができます。
最近では、翻訳が必要とされるものの中でもカタログ、パンフレット、マニュアルなど産業分野の仕事が増えています。また、国際化が進むにつれ、今後はあらゆる産業で需要が高まるでしょう。
翻訳の仕事は、女性にとても人気のある職業で、第一線で働いている人の半数が女性です。また、フリーで活躍している人がほとんどですが、経験重視の職業なので、定期的に仕事を発注してもらうには、年数がかかるでしょう。資格は翻訳会社や企業に売りこむとき翻訳能力があるか、どうかの判断材料となりますので、2級以上の取得を目指しましょう。
試験は新聞雑誌記事や論文などから出題されます。ふだんから英字新聞や雑誌などを使って、簡潔な文章に訳す練習が必要で・先検定で重視していることは、内容理解と表現力で、正しく訳されているかを見ます。辞書、参考書も持ちこみ可なので、それらを使いこなすのも実力のうちです。各分野の専門知識を蓄えることも忘れてはいけません。