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国家資格 通訳案内業

知識と教養を活かせる資格。将来はフリーの通訳ガイドに

受験資格 特に制限はない
取得期間と費用 期間/約1年
費用/通学費用(6か月)
150000円~
試験内容

筆記試験
・筆記試験(第1次:記述式、英語は記述式とマークシートの併用/120分)
外国語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語から1つ選択)

・筆記試験Ⅱ(マークシート)
1.日本地理(40分)
2.日本歴史(40分)
3.産業、経済、政治、文化に関する一般常識

口述試験
筆記試験で選択した外国語による通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力

合格率 毎年15. 0%前後
試験時期 1次試験/8月下旬
2次試験/12月初旬
受験料 11,700円(2016年度)
問い合わせ先 独立行政法人
国際観光振興機構
東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館10F
TEL03-3216-1903
http://www.jnto.go.jp/info/

どんな資格?

通訳案内業とは、日本を訪れた外国人に旅行を楽しんでもらえるよう、外国語でガイドをする仕事。国土交通省認定の国家資格で、通訳案内として実践で通用する能力があるかが問われます。試験は1~2次試験まであり、語学力から日本の地理、政治、経済、産業、文化に至る一般知識まで、出題は広範囲にわたっています。

こんな人に向いている

いろいろなタイプのお客様を相手にする仕事ですから、知識と教養だけでは通用しません。お客様に楽しんでいただくためには、多少のサービス精神も、この仕事には必要なものといえるでしょう。活躍中のガイドの大半は女性で、一生仕事を続けたいと考えている人にも向いています。

活躍の場はココ

資格を取得したら、いよいよ仕事開始です。まずは旅行会社に就職するという人もいますが、ほとんどの人は日本観光通訳協会(JGA)、人材派遣会社に登録し、仕事の依頼を受けます。観光客相手だけでなく、外国へ行って日本の文化を紹介する仕事もあります。

収入と将来性

収入はキャリアやつき添う外国人の数によって違いますが、だいたい1日20000~28000円ぐらいが相場です始めは収入も安定しませんが、キャリアを積み信頼を得れば、仕事の依頼も自然に増えます。1年のうちで春と秋、国際会議やイベントなどが多く忙しい時期は、高収入も夢ではありません。努力次第では、海外で就職する可能性もあります。

取得までの方法

通訳ガイドの試験は、語学力の他に日本に関する幅広い知識が問われるため、独学ではかなり難しいでしょう。ただ、1次試験用のテキストや問題集はたくさん出ているので、それを利用する人もいます。合格率は約6.7%(2004年度合格率)でかなりの高レベルといえます。過去の問題の傾向をしっかりつかみ、効率よく勉強しないと合格は望めません。

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