受験資格 | 特に制限はない |
取得期間と費用 | 期間/3か月~1年 費用/個人差あり |
試験内容 | 4級/筆記試験(a.英文和訳 b.適語補充 c.単語間題) 3級/筆記試験(a.英文和訳 b.和文英訳 c.通話補充 d.単語問題) 準2級/筆記試験(a.和文英訳 b.適語補充 c.修辞) 2級/筆記試験(a.英文和訳 b.和文英訳 c.修辞) 1級/1次試験 筆記試験(a.英文和訳 b.和文英訳 c.修辞) 2次試験 リスニング |
試験時期 | ・1級 ・2級~4級 |
受験料 | 4級/2000円 3級/4600円 準2級/5600円 2級/6400円 1級/15000円 |
問い合わせ先 | (社)日本工業英語協会 東京都港区芝公園3-1-22 TEL03-3434-2350 http://www.jstc.jp/ |
新しい工業技術や、工業製品を国内外に紹介するために、その性能、取り扱い方などを英語で正確に表現するための、文部科学省認定の資格です。4~1級のレベルに分かれていますが、2級以上を取得していれば、かなりの実力者として認められます。
工業分野は男性社会と思われがちですが、実際には、女性進出が大いに期待される分野です。最近では、技術者を補佐をする立場(秘書なと)の女性や、すでに英語を活かした仕事に就職しているOLなどの受験者が急上昇しています。性格的には冷静で慎重な人が好ましく、情報収集力も大切です。
毎日のように開発される技術や新商品の発売に対し、それらを紹介するコミュニケーター(技術翻訳者)の数は大変不足しています。建築、自動車、家電などの大手企業では特に歓迎されるので、2級以上の有資格者であれば、就職、転職にも有利です。1級取得者は、フリーのテクニカル・ライターとして、在宅で仕事をすることも夢ではありません。
特殊な分野なので、資格の有無、資格のレベルで収入にもかなり差がつきます。企業ぐるみで工業英語検定に取り組む傾向もあり、専門知識を持つ人材への需要はますます高まっています。2級以上を取得していれば、実務経験を積んでからフリーで活躍するなど、将来性は実力とともに開けます。
理科系、技術系、文化系などすべての要素を含む仕事だけにかなりの能力が必要です。まずは、簡単な例文が書ける初歩レベルの4級や、短い説明文を翻訳できる3級合格を目標に、専門知識を身につけます。企業によっては資格取得の援助もあるので、最大限活用しましょう。日本工業英語協会の受験準備講座や通信教育を受講するのが近道です。
出題内容については、いわゆるひっかけ問題はあまり見られず、実際に現場で使われる問題が多く出されます。受験対策としては、各級に対応した参考書、問題集がたくさん出ているので、自分に合ったものを選び、過去の問題集を中心に取り組むのがよいでしょう。
売れ筋参考書 |