女性のための資格ナビ >サービス関連の資格 >調理師

公的資格 調理師

業界必携のライセンスで食のエキスパート

受験資格 学歴/a.新制中学校卒業以上 b.旧制国民学校高等科を修了、旧制中学校2年の課程を修了、またはa.b.と同等以上の学力があると厚生労働大臣に認められた人c.旧制国民学校初等科または新制小学校卒業で、5年以上の調理業務に従事d.学校教育法による各種学校として認可されている外国人学校の中等部を修了、上記a・と同等以上の学力を有すると厚生労働大臣に認められた人

職歴/次の施設で2年以上調理業務に従事(上記学歴c・の場合
は通算7年以上)
a寄宿舎、学校、病院などの給食施設(継続して1回20食以上または1日50食以上調理)b.飲食店営業(旅館、簡易宿泊所含む)c・魚介類販売業 d.そうざい製造業
※パート・アルバイトは条件付。また直接調理業務に従事していない場合は認められない
#上記の受験資格を有して試験を受ける以外に、厚生労働省認可の調理師養成施設で学び、卒業と同時に資格を取得する方法もある
取得期間と費用 養成施設通学の場合
期間/1年~
費用/1000000円~
試験内容 筆記/食文化概論、衛生法規、公衆衛生学、栄養学食品学、
食品衛生学、調理理論の7科目
試験時期 各都道府県によって異なるが毎年1回以上実施
受験料 受験料 約6000円程度
各都道府県によって異なる
問い合わせ先 各都道府県調理師試験担当課

どんな仕事?

おいしいものを提供することはもちろんのこと、栄養や衛生面への配慮、食品の適切な調理法など幅広い知識と技術が求められる調理の現場。「食」への関心がますます高まる中、お客様を喜ばせるプロとして、また現場の信頼を得ることのできる技術と知識の証となるのが、調理師の資格なのです。自分の店を持ちたい人などは、取得しておきたい国家資格です。

活躍の場はココ

調理師というとすぐに頭に浮かぶのがレストランなどの飲食店ですが、飲食店といっても和・洋・中などさまざまですし、他にも学校や病院、寄宿舎などの給食施設や、企業の食堂や社員寮、そうざい製造業など、調理師を必要としている職場は幅広く存在します。自分の店を持ち、オーナーやシェフとして活躍している人もいれば、料理教室を開く人など資格の活かし方も多様。海外で腕をふるっている人もいます。

こんな人に向いている

調理は立ち仕事になりますので、ある程度の体力が必要です。調理作業が好きなことはもちろん、栄養面にも気を配ったり、また時代をリードする新しい味を追求していくといった向上心を持っている方がよいでしょう。

取得までの方法

調理師になるためには、各都道府県が実施する調理師試験に合格するか、厚生労働省認可の調理師養成施設(全国に約260校)を卒業するかの2つの方法があります。後者の方法では、学校の卒業と同時に資格が取得できますので、いちばん近道です。また、有資格者ならば、施設ごとに必要な「食品衛生責任者」の資格も、申請するだけで取得できます。

収入と将来性

収入は職場によってまちまちで、資格を取得することがすぐに収入アップに結びつくとは限りません。ただ資格があれば、信頼度が高まることは確かです。資格取得はあくまでもスタートですから、プロとしての活躍はその後の努力次第といえます。食事をすることは生きていく上で欠かせないことですし、グルメ時代といわれて久しい昨今、食事を楽しむといったライフスタイルもすっかり定着してきました。また、女性の進出も日立って増えてきています。努力次第で、活躍の幅も広がるでしょう。

試験合格のポイント

調理師試験は筆記試験で実施されます。
試験内容は衛生法規や公衆衛生学、栄養学などの7科目ですが、合格のポイントはこの7科目の基礎的な知識をマスターすることです。試験の形式は選択式や穴埋め式で、試験時間は2時間前後。受験対策の参考書や問題集が楽天や書店に並んでいますので、知識の習得及び試験の形式に慣れておくためにも、これらを活用するとよいでしょう。出題パターンをつかむのにも役立ちます。また、通信教育で学ぶ方法もあります。各種さまざまにあるようですが、学習期間は6か月から1年ほど。実務経験を積みながらの勉強に、計画的に利用するとよいでしょう。

売れ筋参考書