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国家資格 診療放射線技師

日進月歩で進歩する医療の最先端にある仕事。医師のパートナーとしてさらに将来性は高い

受験資格 a.大学に入学できる人で、文部科学大臣指定の学校または厚生労働大臣指定の養成所において3年以上、必要な知識と技術を修得した人
b.外国で専門の学校か養成所を卒業し、免許を得た人で厚生労働大臣が認可した人
取得期間と費用 期間/3~4年
費用/900000~4000000円
試験内容 a.基礎医学大要 b.放射線生物学(放射線衛生学を含む)c.放射線物理学 d.放射化学 e.医用工学 f.診療画像機器学 g.エックス線撮影技術学 h.診療画像検査学 i.画像工学 j.医用画像情報学 k.放射線計測学 l.核医学検査技術学 m.放射線治療技術学 n.放射線安全管理学
合格率 例年80.0%前後
試験時期 例年2月下旬
受験料 11400円
問い合わせ先 厚生労働省医政局医事課試験免許室
東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL03-5253-1111(代)
http://www.mhlw.go.jp/
※試験は全国8か所で実施

どんな仕事?

診療放射線技師とは、医師や歯科医師の指示のもとに、診療用としてのエックス線、アルファ線・ベータ線などの放射線を人体に照射する技師のことをいいます。医師の適切な診察や治療に寄与するため、エックス線照射装置の操作、撮影フイルムの保存および管理などを担当します。一般の医療機関に勤務する人が大半ですが、地域住民の健康診断を行うために、移動エックス線診療車で巡回するような仕事も行っています。昨今の医療技術の高度化、精密化にともない、年々この専門的職業者は増えています。アメリカでは有資格者のほとんどが女性であるのに対し、わが国では有資格者のうち女性の占める率は5%にしかすぎません。

こんな人に向いている

医療についてだけでなく、放射線に対する知識や技術も必要ですから、理科系の人向きといえます。また、医療の進歩だけでなく、コンピューターを使った画像診断の分野は、日々、高度化しています。就職してからも、真面目にコツコツと研究していける人に向いているようです。さらに、患者さんと毎日顔を合わせ、言葉を交わすのも仕事。責任感だけでなく、思いやりや協調性も大事です。

活躍の場はココ

就職先としては、国立・公立・私立の総合病院や大学病院など、先端医療設備が整ってる大規模な病院が中心です。その他には、保健所などの行政機関や放射線科学系の教師、医療機器メーカーの研究・開発部門へ進む人もいます。これからは、原子力発電所などからの求人も予想されています。

取得までの方法

放射線技師の資格を得るためには、指定の大学、短大、専門学校を卒業しなければなりません。現在、養成機関は全国で約40校あります。いずれも入学資格は高校卒業程度で、大学が4年制、短大・短期大学部・専門学校は3年制です。専門学校で夜間併設校は5校あります。

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