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公的資格 登録販売者

薬剤師の人材不足を補う医薬品販売のプロ。

受験資格

特に制限はない

試験内容 厚生労働省が示した『手引き』から出題されます。
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
第2章 人体の働きと医薬品
第3章 主な医薬品とその作用
第4章 薬事関係法規・制度
第5章 医薬品の適正使用・安全対策
試験科目 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問 40分
・人体の働きと医薬品 20問 40分
・主な医薬品とその作用 40問 80分
・薬事関係法規・制度 20問 40分
・医薬品の適正使用・安全対策 20問 40分

合計 120問 240分
合格率 約27.9%(2013年東京都)
試験時期

年1~2回(都道府県によって異なる)

受験料 各都道府県により異なる。
13,000~17,600円
問い合わせ先 各都道府県登録販売試験担当課

どんな資格?

2009年6月に新薬事法が施工されたことにより設けられた資格。薬店やドラッグストアなどで扱われる一般用医薬品の大部分を占める第二、第三類が販売できます。登録販売者は、薬による被害をなくすため、お客さんに正しい情報を伝えます。お客さんから相談を求められたら必ず応える義務や、自ら進んで薬に関する情報を伝える努力義務などがあります。調剤や要指導医薬品、第一類医薬品の販売は認められていませんが、薬の幅広い知識が欠かせない専門的な資格といえるでしょう。

活躍の場はココ

主に大型ドラッグストアなどで、一般用医薬品を販売します。経験を積んで営業許可をとれば、独立開業も可能です。また、薬剤師と登録販売者のどちらかが常駐していれば、薬局や薬店以外でも医薬品を販売できるため、一般用医薬品を扱う小売店の業種は広く、登録販売者の活躍の場も多くあります。

こんな人に向いている

一般用医薬品の情報をより多くのお客さんに伝えるために設けられた制度です。お客さんの相談をしっかりと聞いて、情報を的確に伝えられる人や、接客の好きな人に向いているでしょう。医薬品の世界は日進月歩です。常に新しい情報を求める姿勢も欠かせません。

将来性

人気度の高い資格です。 登録販売者の資格を取ることによって、就職・転職の際にアピールポイントなりますし、資格手当てが支給される会社もあります。 また登録販売者の資格取得後は幅広く活躍の場を期待できます。薬局やドラッグストアだけではなく、医薬品販売を行うコンビニエンスストアや24時間営業の店舗ではニーズが大変多い資格です。さらに単に店舗に勤めるだけでなく、店長やエリアマネージャーなどのステップアップにもつながります。

取得までの方法

都道府県で実施される登録販売者試験を受験し、合格後、各自治体に登録申請します。試験は、厚生労働省のガイドラインをもとに、難易度に差が出ないように、各都道府県でつくられます。合格ラインは、全体の70%正解が目安です。ただし、-科目でも正解率が35%未満(都道府県により異なる)だと不合格になるので、偏った知識ではなく、全体をまんべんなく理解しておく必要があります。問題集やスクールなどを利用してもいいかもしれません。また、27年度試験から、登録販売者は学歴や実務経験を問わず、誰でも受験可能になりましたが、管理者・管理代行者となれる登録販売者(1人で医薬品を販売することができる登録販売者)となるには、試験の前後を問わず、過去5年間のうち通算2年間の実務・業務経験が必要となります。そのため、実務・業務経験のない受験者は、合格・登録後に、管理者・管理代行者の管理・指導の下に実務に従事することになります。さらに、登録販売者が第一類医薬品を販売する店舗の管理者となるためには、過去5年間のうち3年の業務経験が必要です。

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