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国家資格 中小企業診断士

経営の問題点を解決する企業のドクター。女性の受験者が急増。企業でのキャリアアップが確実

受験資格 特に制限はない
取得期間と費用 期間/1年~1年3か月
費用/255000円(専門学校に通った場合)
試験内容 1次/経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、
運営管理(オペレーション・マネジメント)、経営法務、新規事業開発、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策・助言理論の科目について多肢選択方式または短答式による筆記
※試験科目の免除制度あり

2次/中小企業の診断及び助言に関する実務の事例について、短答式または論文式による筆記及び口述
合格率 15~20%
試験時期 1次/8月
2次/筆記10月下旬
口述12月中旬
受験料 1次/13000円
2次/17200円(税込)
問い合わせ先 一般社団法人 中小企業診断協会
東京都中央区銀座1-14-11
TEL03-3563-0851
http://www.j-smeca.or.jp/
※平成13年度より試験制度が大幅に改定されました

どんな仕事?

現在、経営コンサルティングに関する民間資格は数多くあり名称もさまざまですが、中小企業診断士は唯一国家資格として認定されています。上場企業や金融機関では、この資格取得を奨励しており、最近では人気の高い資格のひとつになっています。資格取得後すぐに独立開業というひとは多くありませんが、企業内で社内教育や取引先の経営診断など、診断士の知識はビジネスにおおいに活用できます。最近は女性診断士も増えており、女性診断士だけのネットワークも存在します。

こんな人に向いている

日ごろから、日本経済新聞や経済・経営雑誌に目を通すなど、経営に興味があり、新しい情報に食欲な人に向いています。経済、経営に関する基礎素養だけでなく、業界動向や先端事例などについても幅広い知識が必要です。コンサルティング業務の際は、経営者と対等に話し合いアドバイスするので、冷静さ、分析力、判断力、交渉力、責任感が求められます。

受験地はココ

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の各都市で行われます。

活躍の場はココ

「中小企業診断士」の活躍の場は非常に広範囲。企業内でのゼネラリストとして活躍することはもちろん、プロの経営コンサルタントとして経営の診断や指導、一般社員や管理職の研修などにも携わるほか、最近ではIT導入、都市開発、海外投資案件まで手がけることもあり、実力のある有資格者がまだまだ求められているのです。また、企業経営に女性のセンスを活かすことが必要とされている時代なので、女性への門戸は広いといえます。

収入と将来性

ビジネス関係の資格の中では難問で、資格のグレードは高いのですが、なにより働き始めてからの実績がものをいう仕事です。まず、コンサルティング会社に勤務し、経験を積みながら、独立開業の準備をするのも1つの方法でしょう。資格自体、総合的なものなので、流通、金融、店舗経営など、なにか強力な得意分野を持っていると収入アップのための戦力になります。いずれにせよ、日本の会社の約90%は中小企業なので、需要は多く、将来の見通しは明るいといえます。開業、一般企業でのキャリアアップと、どの道を選ぶ
にしても、資格取得後もセミナーなどに積極的に参加し、新しい情報をキャッチするのが重要です。

受験勉強のコツ

幅広い知識が要求されますので、まず日々、身の回りのさまざまなことに関心を持つことが大切です。また、記憶した知識がそのまま出題されるような試験ではなく広い意味での応用力、考える力が試されます。受験対策としては、幅広い知識を習得すると同時に、問題を数多く解き、より的確な解答ができるように訓練を積み重ねることがもっとも重要でしょう。なお、合格基準は、総点数の60%以上ですが、1科目でも40%未満がある場合は不合格となります。

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