受験資格 | a.看護師、准看護師、保健師などの資格を持ち、その業務に5年以上従事した人 b.福祉施設などで5~10年以上の実務経験がある人 |
取得期間と費用 | 期間/個人差あり 費用/厚生労働省監修「標準テキスト」5000円 |
試験内容 | 介護支援分野、保険医療サ-ビス分野、福祉サービス分野 (介護支援分野以外は、それぞれの職種で条件を満たす人は免除) |
合格率 | 例年15~30% |
試験時期 | 例年10月下旬 |
受験料 | 6000~9000円(都道府県により異なる場合もある) |
問い合わせ先 | 各都道府県介護保険担当課 |
介護保健法に基づき、介護保険サービスを受ける人のために介護計画を立てるのがケアマネジャー(介護支援専門員とも呼ばれる)の主な仕事。介護を受ける人それぞれの病状などから、要介護度を調べ、家族状況や生活状況を総合的に判断して、適切な個別の介護サービス計画をたてていきます。介護サービス計画に基づく、サービス業者間の調整や、その後の計画は適切であるかどうか、継続的に管理していかなくてはなりません。また、人員基準により、1人が約50人の介護利用者の対応をすることになるので、ハードな仕事と考えられています。
ケアマネジャーの資格をもって活躍できる場はさまざま。介護保険施設や指定居宅介護支援事業者には一定人数のケアマネジャーを置くことが義務付けられています。多くの現場でなり手がまだ不足しており、強く求められています。新たに介護分野に参入する業者も多く、ケアマネジャーは引く手あまたの状態。介護の現場では、ステップアップの資格としても人気です。今までの経験とケアマネジャーの資格とで、仕事の選択肢もグンと広がります。
2000年4月から実施された介護保険制度により、初めてできた仕事です。高齢化社会を迎える現代の日本には、確実に必要な職種なので、将来的に安定してといえるでしょう。
高齢者を相手にする仕事なので、思いやりや人当たりの良さが求められます。そのうえ、さまざまなサービスを介護保険にあわせてプランニングしていくわけですから、正確さ、緻密さなども必要になってきます。また、大勢の利用者に対応しなければならないため、肉体的にハードな面もあるので、自分の健廉管理は絶対必要条件です。
この試験は介護保険専門員の実務研修を受講するための試験です。まず、保険・医療・福祉の分野の有資格者は5年、無資格者は10年以上の実務経験を積んでいることが、受験の条件。勉強の方法としては、まず厚生労働省監修の「標準テキスト」を購入します。なかなか難解なテキストなので、どうやって勉強すればいいのか困っている人も多いようです。地方自治体や、福祉系の大学で行われるセミナーなどを受講するのもいいかもしれません。また専門のスクールなども最近増えてきています。この試験はケアマネジャー実務研修を受講するためのもの。合格後、受講して修了証の交付を受け、晴れてケアマネジャーになれるのです。
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