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国家資格 社会福祉士

福祉サービスを受ける人々が自立した生活を営むために
継続的に援助する福祉のスペシャリスト

受験資格 a.福祉系の大学(4年制)で指定科目を修めて卒業した人
b.福祉系短大優年制・3年制)で指定科目を履修して、卒業後
指定施設で2年(または1年)以上の実務経験のある人
c.社会福祉士一般養成施設で1年以上必要な知識と技能を修
めた人
d.福祉事務所の査察指導員などで5年以上実務経験のある人
e.その他(要問い合わせ)
取得期間と費用 期間/4~5年
費用/500000~4000000円
試験内容 筆記のみ/a.社会福祉原論 b.社会保障論 c.公的扶助論 d.地域福祉論 e.心理学f.社会学 g.法学 h.医学一般 i.老人福祉論 j.障害者福祉論 k.児童福祉論l.社会福祉援助技術 m.介護概論
合格率 20~30%
試験時期 例年1月下旬
受験料 7,540円(共通科目免除者は6,360円)
精神保健福祉士と同時受験・・・・20,020円
問い合わせ先 公益財団法人 社会福祉進行・試験センター試験室
03-3486-7559
http://www.sssc.or.jp/

どんな仕事?

国民への福祉サービスの質向上を図るために、1987年に介護福祉士とともに資格制度が創設された国家資格です。日常生活を営むことに支障のある人に実際の介護を行う介護福祉士とは異なり、福祉サービスを必要とする人々の相談を受けて、ニーズに応じたサービスや施設などを提示し、自立に向けて継続的な援助を行うのが仕事です。また、福祉用具の貸与や住宅改造などの福祉サービスが必要な人と制度とのパイプ役や、作業療法士や理学療法士、医師などとのチームアプローチのためのコーディネーターとして活躍します。

活躍の場はココ

福祉事務所や老人ホーム、児童相談所、在宅介護支援センター、保健所などが主な職場。また、医療ソーシャルワーカーとして、総合病院や大学病院で勤務する人もいます。シルバー産業の増加で、活躍の場はこれから増していくでしょう。公的施設で働く場合は、地方公務員試験に合格しなければなりません。各都道府県の福祉人材情報センターで、定期的に説明会や各種就職相談などを行っています。問い合わせてください。

こんな人に向いている

援助を必要としている人を取り巻く状況は多様です。それぞれの立場に立って考えながら、その人にとってよりよい、実践的な方法を探していかなければなりません。自分の考えに固まることなく人の意見を素直に聞ける人、人生を前向きに考えられる人、人間が好きな人が向いているといえるでしょう。

収入と将来性

現在、生活指導員、相談員、ケースワー力ー、ソーシャルワーカーなどといったさまざまな職種で有資格者は活躍しています。福祉に関する総括的なスペシャリストとして、これからの高度福祉社会を支えるリーダー的存在として期待される社会福祉士ですが、平成17年現在、合格者数はまだ7万人ほど。いま、あなたの資格がまさに求められています。さまざまなシルバー産業の登場も収入アップへの明るい兆し。

取得までの方法

合格率は約30%とかなりの難関。社会福祉系大学で必要な単位を修得し、受験する人が多いのですが、一般の大学等を卒業しても指定の養成施設で1年間勉強すれば、受験可能です。現在、指定の養成施設は約40枚あり、通信教育で学ぶこともできます。福祉のスペシャリストとして幅広い知識を学ぶことがきます。

ソーシャルワーカーってなに?

主な仕事は、患者さんや家族の医療費の問題や社会復帰への不安など、精神面、経済面の問題の相談にのり、問題を解決することです。主に病院や保健所が活動の場となります。以前は、医療機関の中の事務部門の1つでしたが、最近では、体を治すだけが医療ではないという考え方から、社会福祉士が専門に活動するようになりました。患者さんからの相談にのってアドバイスするだけでなく、外へ出られない患者さんの代わりに役所へ足を運んだり、地域の患者会や家族会の育成にも当たっています。
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