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国家資格 管理栄養士

高度な専門知識をベースに病気の予防や栄養管理を担う

受験資格 a.2年制の養成施設を卒業して栄養士の免許取得後、厚生労働
省令定める施設で3年以上栄養の指導に従事した者
b.3年制の養成施設を卒業の場合は2年以上栄養の指導に従事
した者
c.4年制の養成施設を卒業の場合は1年以上栄養の指導に従事
した者(平成13年度以前の入学者は必要なし)
d.文部科学大臣及び厚生労働大臣指定の4年制の学校または
厚生労働大臣指定の4年制の養成施設を卒業した者
取得期間と費用 期間/4年~
費用/2000000円~
試験内容 a.社会・環境と健康 b.人体の構造と機能及び疾病の成り立ち  c.食べ物と健康 d.基礎栄養学 e.応用栄養学f.栄養教育論 g.臨床栄養学h.公衆栄養学 i.総合経営管理
合格率 30~50%
試験時期 平成16年より3月
受験料 6800円
問い合わせ先

厚生労働省健康局がん対策・健康増進課 管理栄養士国家試験担当 03-3595-2440

管理栄養士国家試験臨時事務所 03-5200-5862

どんな仕事?

栄養学に基づいて、栄養バランスの取れたメニューを考えたり、調理方法の改善や栄養指導を行うのが栄養士。管理栄養士は栄養指導のための企画を立てたり、主として傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導をしたりする仕事です。大規模な給食施設の管理業務や、労務管理に携わることもあります。

活躍の場はココ

従来、たとえば病院では、医師の指示栄養量に従い、献立を作成し、食事を提供し、栄養指導を行うことが主な仕事でした。しかし、近年、医療や介護の分野では予防医学という観点から、栄養が重要な課題となってきており、入院患者や介護施設入所者の低栄養問題、高齢者の栄養管理の問題、サプリメントや栄養剤を含めた食事療法の問題、さらに医療保険制度の包括化と介護保険制度の導入などと栄養士をとりまく問題も大きく変貌多様化してきました。平成14年に、栄養士法の大改正が行われ、管理栄養士は、「複雑又は困難な」業務の適格者として位置付けられ、さらに高度な期待がかけられるようになってきています。

こんな人に向いている

食物に対する興味や健康への関心が強いことはもちろんのこと、メニューを考える創造性も必要です。また、専門性の高い知識と指導力が求められますので、研究熱心で向上心のある人に向いているといえるでしょう。

収入と将来性

活躍の場が広がっているだけに、収入もさまざまです。一般的には、専門職である栄養士の収入は、事務職に比べると初任給は高い方でしょう。収入の面ではそれほど差はありませんが、栄養士に比べて管理栄養士は昇進などの面で有利。健康が注目を集めている今、健廉と食のスペシャリストとしての管理栄養士への期待はますます高まっていくでしょう。

取得までの方法

栄養士は、厚生労働大臣が認可した養成校を卒業後、都道府県に申請するだけで資格は取れます。しかし、管理栄養士になるためには、国家試験に合格しなければなりません。試験の受験資格は、管理栄養士養成校を卒業して栄養士の免許を受けた人で、栄養士として実務経験が必要な場合も。現状では、試験の合格率はあまり高くありませんので、しっかり勉強することです。

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