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医療事務 資格を取得するための学習方法2

通信講座で資格を取る

アイコン マイペースで学習を進められるのが最大の魅力

医療事務 通信講座

●ビデオやCD-ROMを活用する立体的な講座が増えてきた
通信講座は、送られてくるテキストを読んで理解し、定期的に添削課題を提出する受講スタイルです。質問などはFAXや電子メールを使用します。通信講座の標準的な受講期間は4か月で、通学講座よりも若干長い程度です。最近は、テキストだけでなく、ビデオやCD-ROMを活用するビデオ講座、CD-ROM講座が増えてきました。これらは立体的な説明方法がとられているので理解しやすく、また何度でも繰り返し見たり聞いたりできます。CD-ROM講座では、レセプト・コンピュータの画面を模擬体験できる学習もあります。テキストのみの通信講座の場合は同内容の通学講座よりも受講料は安いですが、ビデオ、CD-ROM講座の場合は通学講座よりも費用は多少高くなります。マイペースで学習を進められる点が通信講座の魅力です。それだけに学習を続けるための自己管理が必要になるでしょう。

通信講座のメリット・デメリット

 メリット1
時間・場所の制約がない

通信講座はいつ、どこでも勉強できることが特長です。通勤時間や会社の昼休みを利用するなど、自分のライフスタイルに合わせて勉強を進められます。また、受講開始日時が定められていないので、いつでも受講を開始できます。仕事をしながら資格取得をめざす人や、通学できる範囲に教室がない人にとって最適です。

 メリット2
充実したカリキュラム

医療事務の通信講座は、急増し、スタンダードな学習スタイルになりつつあります。主催団体間の競争も激しく、教材やフォロー体制はますます充実する趣向です通信講座の基本はテキストでの学習と課題提出、添削指導ですが、ビデオやCD-ROMの教材が使われることもあります。

 メリット3
インターネットでも受講できる

最近は、インターネットで講座を開く団体も登場しました。メールで課題を提出し、講師からもメールで添削結果が返ってきます。赤ペンと音声の両方で解説するシステムのところもあります。

 メリット4
リーズナブルな受講料

平均的な受講料は5~7万円で、通学講座よりも費用はやや安くなります。もちろん、通信講座で取った資格でも通学講座の資格より不利になることはありません。

 デメリット

自己管理が難しい
時間が自由なだけに、自己管理ができないと、なかなか勉強が進みません。有効期間内に勉強が終わらなければ、受講料がムダになってしまいます。

通信講座を決定するポイント

 ポイント1
受講後に取れる資格

医療事務 通信講座

通信講座の場合も、まず講座が修了した時点でどの資格が取得できるのかが、講座を選ぶときの基準になります。資格試験によっては、通信講座のみを対象としているものもあるので、通学講座に比べて選択の幅が狭まるということはありません。資格試験は自宅か、各団体ごとに指定された最寄りの会場で受けます。受講期間内なら、何度でも試験を受けられる試験もあるので、きちんと碓認しておきましょう。

 ポイント2
テキストの内容

受験勉強をするときに自分に合った参考書を選ぶように、講座のテキストは重要な要素です。どんなテキストを使うのかを確認しましょう。ホームページ上でテキストの見本を閲覧できるサービスを行っている団体もあります。

 ポイント3
副教材の内容

医療事務の勉強には欠かせない、カルテやレセプト作成の教材がついているのかどうかも要チェック事項です。そのほか、医療用語集や診療点数早見表などを副教材としてつけている

 ポイント4
どのシステムが便利か

教材はテキストのみか、ビデオ、CD-ROMをつけるのか、インターネットがいいのかというように、どのシステムが自分に合っているかをよく考えましょう。実務経験者ならテキストのみでいいかもしれませんし、ノートパソコンがあれば、CD-ROMも便利でしょう。

 ポイント5
受講期間は延長できるか

通信講座の受講期間は平均4カ月ですが、自宅で学習するため、すべての受講生が期間内に修了するとは限りません。その場合、期間を延長できるか調べておきましょう。延長期間は講座によって異なり、無料で何回も質問できたり、添削をしてもらえるところもあります。

 ポイント6
フォローシステム

どのシステムも、教材を使って自分で理解し、主催団体に課題を提出するという点は同じです。その後、主催団体から課題に対する添削指導が返送されてきます。テキストを読んでも理解できないことについては、フォローのシステムがあり、手紙や電話、ファクシミリ、メールなどで質問を受け付けてくれます。メールによるサービスの場合、携帯電話ではなく、パソコンのみと限定されているケースもあるので、注意が必要です。

 ポイント7
信頼できる団体か

通信講座を選ぶとき、気をつけなければならないのは、在宅ビジネス紹介業者です。「在宅でレセプト点検を行う仕事を紹介するから、教材を購入して講座を受講しませんか」と勧誘するのが手口です。仕事を得られるという点に惹かれて選んでみたところ、何も紹介してもらえなかった、という苦情が消費者センターなどにも寄せられています。教材にはテキストのほかパソコンなどが含まれる場合もあり、費用も数十万円と高額です。通常の通信講座では、仕事を紹介する代わりに高価な教材を購入させることはないので、よく注意することが必要です。

 ポイント8
クーリングオフはできるか

通信講座は、基本的にクーリングオフ制度(申し込みの撤回・解除)が適用されます。自分が想像していた教材と違うのなら、返品も可能です。ただし、対象外の講座もあるので、申し込み時に確認が必要です。クーリングオフの有効期間は講座によってまちまちで、未使用のものしか受け付けないのが一般的です。

受講までの道のり
1.資料を取り寄せる インターネットなどで資料を請求する。ほとんどの講座は無料で資料を送ってくれる。通信講座は資料で選ぶしかないので、複数の講座から取り寄せ、内容を比較検討するほうがよい
2.問い合わせ 講座の内容や費用など、分からないことは問い合わせる
3.受講申込書を送る 申込用紙に必要事項を書き込んで送る
4.教材をチェックする 教材が届いたら、足りないものがないかすぐに確認する。クーリングオフが適用される場合もあるので、どうしても教材が気に入られなければ早めに返品する。
5.受講料を振り込む カウンセリングや無料体験を受けてすぐに契約するのはタブーだ。一度自宅に戻り、よく考えてから決めよう。 納得できない場合は、ほかのスクールでもカウンセリングや体験をして比べてみるとよい
6.受講開始 手続き終了後、受講開始。主催団体から日付入りの受講証などが発行される。受講期間はこの日から起算されるので、受講証は講座修了時まで大切に保管しておく