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公的資格 日本漢字能力検定

文部科学省認定の生涯資格。大学入試や就職に有利。

受験資格 特に制限はない
取得期間と費用 期間/3か月~
費用/3000~30000円
試験内容 1級/常用漢字を含む約6,000字

準1級/常用漢字を含む約3,000字

2級/小学校・中学校・高等学校で学習する常用漢字

準2級/小学校・中学校で学習する常用漢字

3級~4級/小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、常用漢字

5級~10級/小学校程度の漢字
合格基準 準/1~7級は200点満点、8~10級は150点満点とし、
1級・準1級・2級は80%前後、準2級・3~7級は70%前後、
8~10級80%前後で合格の目安とします。
試験時期 2月、6月、10月の日曜日(年3回)
受験料 1級/4,500円

準1級/4,000円

2級/3,500円

準2級~4級/1,800円

5級~7級/1,500円

8級~10級/1,000円
(すべて税込)
問い合わせ先 公益財団法人日本漢字能力検定協会
〒600-8585 京都市下京区烏丸通松原下ル五条烏丸町398
TEL 0120-509-315(無料)

http://www.kanken.or.jp/

どんな資格?

日本漢字能力検定は、漢字能力を測定する最も一般的な検定で、2013年度は220万人以上が受検しました。受検資格に制限がなく、誰でも受験することができるので、幅広い年齢層の受検者がいます。漢字能力だけでなく、事務処理能力や文章構成能力の向上にも役立つので、最近では、社員研修に取り入れる企業なども多いようです。また、入学時に評価する高校・短大・大学も数多くあります。

活躍の場

職場にパソコンが普及した現在、パソコンの漢字変換機能を使えば、誰でも簡単にビジネス文書を作成することができるようになりました。しかし便利な変換機能も、基本的な漢字能力が身についていなければ、誤変換をしかねません。ビジネス文書の誤字は、間違えた個人だけでなく、会社そのものの信用を失う恐れがあります。漢字検定は、漢字能力はもとより、文書校正能力にも役立ちます。正確で的確な文書は、情報伝達や意思の疎通を確実のものにし、ビジネスをスムーズに進めるだけでなく、自分の評価を高める要因となります。(公財)漢字能力検定協会の調査によれば、9歳から30歳までの受験者のうち、9割以上の人が今後も検定を受けたいと答えており、その理由として、「国語力がつくから」「就職のときに有利だから」という意見が上位を占めています。どのような職種であっても、社会人の基礎能力として漢字能力は大切であり、どんな仕事にも活かせる検定といえます。

受検勉強のコツ

検定試験では、漢字の読みなどに加え、書き取りも問われます。目で見て、頭の中まで覚えるのではなく、実際に手で繰り返し書いて、体でも覚えると良いでしょう。また、(公財)日本漢字能力検定協会では、「家族受検表彰制度」という制度を設けています。これは親子や兄弟などの家族が、2~6人で受検の上、全員合格吊した場合、家族連名の表彰状がもらえるというもの。家族で問題を出し合ったり、一緒に答え合わせをしたりと、お互いに励まし合いながらの勉強なら、ひとりでは怠けてしまいそうな場合でも、最後までがんばれるというものです。

取得までの道

問題集などを利用して、独学で勉強する人が多いようです。級の設定は1~10級の12段階に分かれており、自分にあった級から始めてステップアップすることができます。また、併願は4つの級まで可能です。合否の基準は級によって異なります。8~10級は150点満点とし、80%程度で合格、1~7級は200点満点とし、1級・準1級・2級は80%程度、準2級・3~7級は70%程度で合格となります。

収入と将来性

全国で4割を超える大学・短大が漢検の入試優遇を実施または検討中。文部科学省から全国の都道府県教育委員会などに出されたガイドラインに基づき、ほとんどの高校では漢検に対して単位を与えることが可能。漢検に合格した場合は、対応科目の履修をさらに深めたものとして、その成果を「国語I、現代語」の増加単位としている。

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