受験資格 | 年齢に制限はない |
取得期間と費用 | 期間/10か月~1年半 費用/3000円~ |
試験内容 | 4級/商業簿記 3級/商業簿記 2級/商業簿記、工業簿記 1級/商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算 |
合格率 | 4級/毎年30%~50% 3級/毎年30%~40% 2級/毎年20%~30% 1級/毎年10%前後 |
試験時期 | 例年6・11・2月 (2月のみ1級試験は実施されない) |
受験料 | 4級/1640円 3級/2570円 2級/4630円 1級/7710円 (いずれも税込) |
問い合わせ先 | 全国各地の商工会議所または日本商工会議所 事業部 東京都千代田区丸ノ内3-2-2 TEL03-5777-8600 (検定情報ダイヤル) http://www.kentei.ne.jp/boki/ |
簿記とは、生産や販売や人事管理という企業内での経営活動を数値で捉えて、それをデータ化する仕事です。これは、会社の経営状態や財政状態を読むベースとなり、営利活動を行う上では、欠かせないものなので、経理部門に携わるOLやステップアップを目指す女性は、ぜひこの資格を取得しておきたいものです。試験は、初歩的な商業簿記の4級から会計指導者クラスの1級まで段階があり、各自の能力に応じて受験できます。経理担当者など一般にビジネスの中で簿記を使っていくなら2級まで、企業内で管理職を目指したり就職・転職を考えるなら1級を取得すると有利です。
予算作成や納税申告などで、数字を扱う仕事が多いので、基本的に数字を扱うのが苦にならない人が向いています。また最近は、経理をコンピューター処理している会社が多いので、コンピューターの知識を持ち、それを使いこなせる人ならなおよいでしょう。ビジネス全般で簿記を活かそうと考えているなら、常に積極的な姿勢で臨み、各種検定合格やビジネスの専門性を高めることも可能です。
簿記は企業経営の成績表といわれ、それを読めるだけでビジネスチャンスは拡大の場があり、簿記検定合格者は自らがそれを広げることになります。
例えば、営業マンの場合、取引先の経営状態がわかるようになれば、リスク回避につながるだけでなく相手の立場に立ったプレゼンテーションができ、信頼を高めるチャンスとなります。また、公認会計士や税理士、中小企業診断士、情報処理技術者を目指すなら簿記は理解できていなければなりません。
簿記を使う仕事は、好不況に関係なく常に必要とされている手堅いものです。経理財務は会社の経営を支える重要部門ですから、やりがいも大きいでしょう。最近、各種企業では、業種・職種を越えて新入社員や役職者などの社員研修に簿記を積極的に取り入れているところが増えています。さらに、昇進・昇給の条件(準備)としているところもあるぐらいです。ビジネスマンにとって簿記検定合格はビジネチャンスを拡大したり、専門性を高めることにつながります。
特別な学習上のコツはありませんが、強いていえば、学習時問をしっかり取り、頭の中の理解でなく、実際に数多くの問題演習をこなすことです。中には参考書での理解もそこそこにして、いきなり過去の試験問題などの問題演習を行う人も目につきますが、最近の検定試験はいろいろな傾向の出題が目につくので、パターン化した学習では難しくなっています。従って数多くの問題演習をこなす前には、各受験級の基本となっている学習項目(考え方、流れなどを含めて)をよく理解することが大切です。
売れ筋参考書 |