受験資格 | 特に制限はない |
試験内容 | 165分多岐選択式 (1)ストラテジ系(企業と法務、経営戦略、システム戦略) (2)マネジメント系(開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント) (3)テクノロジ系(基礎理論、コンピュータシステム、技術要素)。 |
合格率 | 例年30~50% |
試験時期 | 随時※会場によって実施日が異なる |
受験料 | 5100円(税込) |
問い合わせ先 | 〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15 階 独立行政法人 情報処理推進機構 IT 人材育成本部 情報処理技術者試験センター 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 03-5978-7600 問合せ時間 : 8:00 ~ 19:00 (年末年始等の休業日を除く) |
今や情報技術はこの国の社会基盤になりつつあり、業種・職種を問わずあらゆる企業において、情報技術抜きには企業や組織の活動が語れないほど重要な役割を担っている。このような状況の中で、「情報処理の促進に関する法律」に基づいて経済産業省が行なっている国家試験、情報処理技術者試験の試験制度改訂が行われ、平成21年度より新制度の下での試験がスタートしたのが「ITパスポート試験」である。
試験は3時間弱の多岐選択式のみの試験で、共通キャリア・スキルフレームワークのストラテジ(戦略)系、マネージメント(管理)系、テクノロジ(技術)系の3分野から基礎的な知識が幅広く出題される。各分野ごとの基準点をクリアし、かつ、3つの分野の合計得点が一定の基準に達した場合に合格となる。
試験内容は、(1)情報技術に関する基礎知識(用語の意味、問題解決、思考力など)、(2)情報技術に関する応用知識(ソフトウエアの考え方、システム鑑査の必要性など)、(3)業務関連知識(経営、標準化、法律、業務へ重用)などだが、試験合格のための学習は受験者によって違うだろう。例えば、非情報系大学生や専門学生は基礎的な情報技術に関する知識、法律や社会の仕組みについて学んでいるだろうから、情報技術の知識や業務関連の知識を補充学習することで合格レベルに達することができるし、働いている人にとっては業務関連の知識は習得済みだろうから、情報技術に関する学習が必要となってくる。自分が必要とするところに力を集中した学習が求められる。ITパスポート試験は裾野を広げる試験でもあるため、年間を通じて頻繁に試験が実施され、受験者に便利な試験会場で受験できるCBT方式の導入が平成23年度を目処に図られようとしている。
※情報処理技術者試験の試験制度改訂に伴い、レベル1の試験として「ITパスポート試験」は新たに創設された。旧「初級システムアドミニストレータ」は平成21年度の春期試験を最後に、「ITパスポート試験」に発展的に解消された。
売れ筋参考書 |
ITパスポート試験 参考書 |
ITパスポート試験 問題集 |