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国家資格 外務省専門職員

中堅外交官として国際的舞台で活躍

概要 将来、外務省本省や在外公館(大使館、総領事館等)で外交領事事務とこれに関連する事務に従事する中堅専門職員となる。採用後、国内研修と外務本省勤務を行ったのち、原則として研修語を履修するのに適した国にある在外公館に外交官補として配属され、館務に従事することなくその国の大学等で2~3年間在外研修を受ける。通常、つづいて在外公館勤務となり、その後、本省勤務と在外公館勤務を繰り返す。優秀な者については、幹部への道も開かれている。
取得方法 採用試験合格。一般教養の試験で一定の合格点に達しないと他の科目の成績にかかわらず不合格となる。
受験資格 試験実施年度の4月1日現在20歳以上29歳未満の者、20歳未満で、①試験実施年度の3月までに短大高専卒業見込みの者、②人事院が①と同等の資格があると認めた者。
内容 試験種目
1次(一般教養、専門科目<憲法・国際法・経済学>、外国語
<18ヶ国語から1力国語選択>、(時事論文)+2次(外国語
<会話>、人物試験<個別面接・集団討論>、身体検査)。
日程 試験日
1次=6月中旬頃の2日間。2次=7月下旬~8月上旬頃の指定された日
実施場所 試験地
1次は東京・京都。2次は東京。
受験者数・合格者数 7.0%前後
問合せ先 外務省人事課採用班 〒105-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1
℡ 03-3580-3311 内線2131
http://www.mofa.go.jp/mofaj/

どんな仕事?

外務省あるいは在外公館に勤務して、外交交渉、経済折衝、外国に関する調査、報告などを行うのがおもな仕事です。そのほか、海外渡航、移住の紹介などに関する手続事務、在外邦人の利益保護のための援助なども行います。
合格者は採用後、現行制度下では1年間の本省勤務を経て、2年目から語学習得のために2~3年間の在外研修に出ます。その後は3~5年ごとに本省勤務と在外公館勤務を繰り返します。

取得までの方法

外務省専門職員採用試験に合格することが必要です。受験資格は、受験する年の4月1日において20歳以上29歳末満の者。第1次試験は、一般教養、憲法、国際法、経済学、時事論文、外国語(英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、アラビア語、ペルシャ語、ウルドゥ語、ヒンディ一語、ミャンマー語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、中国語、朝鮮語のうち1つ)。
第2次試験(1次合格者のみ)は、口述試験(外国語会話)、人物試験(個別面接、集団討論)、健康診断。

収入と将来性

採用後は、現行制度下では入省後1か月間外務省研修所(神奈川県相模原市)において国内研修を受け、引き続き約10か月外務省本省に勤務した後、再び3か月間の研修所における研修をへて、原則として研修語を履修するのに通した国にある在外公館に外交官補として配属になる。その場合、館務に従事することなくその国の大学などで研修語について2~3年間の在外研修を受け、研修終了後は在外公館勤 務となる。以後、本省勤務と在外公館勤務を繰り返し、能力、勤務成績に応じて昇進し、優秀な者については幹部への道も間かれている。
初任給は、俸給、地域手当月額20万3,196円(平成22年度現在)で、資格のある者には通勤手当、扶養手当、住居手当が支給される。な お、在外研修を受けている期間中は、俸給のほかに研修員手当が支給される。在外公館勤務になった場合は、在勤基本手当、住居手当が支給される。

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