女性のための資格ナビ >公務員の資格 >皇居護衛官

国家資格 皇居護衛官

皇居の警備、皇族・外国国賓の護衛

概要 天皇陛下はじめ皇族の護衛や皇居・御所などの警備に従事する。採用されると皇宮巡査に任命され、大学卒業者は6ヶ月間、高校卒業者は10カ月間皇居内にある皇宮警察学校に入校。そこで憲法、行政法、警察法などの基礎学科、警務、犯罪捜査、鑑識などの実務や警察教練、けん銃操法などの教育訓練を受ける。
取得方法 採用試験合格
受験資格

大卒程度
1.21歳以上30歳未満の者。
2.21歳未満の者で次に掲げる者。
ア)大学を卒業した者及び試験年度の3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
イ)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び試験年度の3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

高卒程度
【護衛官】
1.試験年度の4月1日において、高等学校( 高卒程度)又は中等教育学校を卒業した日から起算して5年を経過していない者及び試験年度の3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者。
2.人事院が1.に掲げる者に準ずると認める者※1

【護衛官(社会人)】
1.40歳未満の者( 護衛官1.)の期間が経過した者及び人事院がこれらの者に準ずると認める者※1に限る。
※1「準ずると認める者」として、高等学校に相当する教育機関の卒業者のほか、中学卒業後一定期間内の者も含めるものとする。

武道有段者
1.高等学校を卒業した者、若しくは平成24年9月までに高等学校を卒業見込みの者で、次のいずれかに該当する者。
2.皇宮警察学校で高卒者が10ヶ月、大卒者が6ヶ月訓練機関を経た者。
ア)柔道2段、剣道3段以上の者で過去5年間に全日本柔道( 剣道) 連盟が主催、共催、主管又は後援する全国規模の生徒、学生が参加する競技大会において、個人戦に出場した者又は団体戦に登録された者。

内容 試験科目
1次=教養、作文。2次=人物、身体検査、身体測定、体力検査。
日程 試験日
大卒程度
1次試験・・・・6月上旬頃
2次試験・・・・7月中旬頃
高卒程度
1次試験・・・・9月下旬頃
2次試験・・・・10月下旬頃
武道有段者・・・・未定
実施場所 試験地
1次=札幌、仙台、東京、名古屋、京都、広島、高松、福岡、熊本、鹿児島、那覇。
2次=札幌、仙台、東京、京都、広島、福岡、那覇。
その他情報 受験手続
所定の申込書を皇宮警察本部(〒100-0001 東京都千代田区千代田1-3 ℡03-3231-3115)へ提出。
合格率 大卒程度:1.9%、高卒程度:2.7%
問合せ先 人事院の各地方事務局(所)および皇宮警察本部(〒100-
0001 東京都千代田区千代田1-3 ℡03-3231-3115)または
皇宮警察本部京都護衛署(〒602-0881京都市上京区京都御
苑内 ℡075-231-4003)。
http://www.jinji.go.jp/

どんな仕事?

皇居、御所、御用邸など皇宮関係の警備、および天皇、皇后、皇太子、皇太子妃その他の皇族の護衛などを行い、また外国の国賓の護衛といった仕事にも従事することになります。皇宮護衛官に採用されると、まず皇宮巡査に任命され、最初の1年間は皇宮警察学校で、憲法、行政法、警察法などの基礎学科から、警務、犯罪竣査、鑑識などの実務、さらに教練、けん銃操作法、逮捕術などの教育訓練を受けます。

取得までの方法

皇宮護衛官採用試験の合格が必要です。
〈受験資格〉
満17歳以上23歳未満の者。なお、身長条件として、身長156㎝以上、体重47キロ以上、胸囲78㎝以上などの規定があります。
〈試験内容〉
第1次試験は次の項目です。
①教養試験(国語、社会、数学、理科、などの知識や文章理解(英文を含む)、判断推理、数的推理、資料解釈などに知能に関する多肢選択式試験)
②作文試願(文章による表現力、課題に対する理解力などに関する筆記試願)
第2次試験は次の項目です。
①人物試験②身体倹査、③体力検査、④身体測定。体力検査では、息こらえ、体前屈、垂直跳び、折返走、上体起こしの5種目が行われます。

収入と将来性

初任給は平成18年度大学卒業が21万1,220円、短大・専門高卒が19万8,712円、高校卒業が19万570円。このほかに扶養、期末、勤勉などの諸手当がつく。

売れ筋参考書