概要 | 心理学、社会学、社会福祉学、教育学などの専門知識や法律知識を活用して、家庭に関する事件の審判・調停に必要な調査や罪を犯しまたは将来罪を犯すおそれのある少年の行状、経歴、素質、環境等についての調査を行う。 |
取得方法 | 採用試験合格。1次(択一・記述)+2次(論文・口述)。 |
受験資格 | 【院卒者試験】 【大卒程度試験】 ※この試験を受けられない者 |
内容 | 試験種目 試験科目1次=教養(択一式)および専門(記述式)。専門は、心理学、社会学、社会福祉学、教育学のうち1科目を選択か、それら4科目のうち1科目と法律学(憲法、民法、刑法)。 2次=教養、専門(論文式)および口述(個別面接)。専門は、臨床心理学、発達心理学、社会心理学、家族社会学、社会病理学、社会福祉援助技術、児童福祉論、老人福祉論、教育方法学、教育心理学、教育社会学、民法、刑法のうち・2科目(ただし、児童福祉論と老人福祉論は同時に選択できない)。 |
日程 | 1次試験・・・・6月上旬頃 2次試験(筆記)・・・・6月中旬頃 2次試験(人物試験)・・・・6月下旬頃の指定された日 |
実施場所 | 試験地 札幌、仙台、東京、大阪、名古屋、広島、高松、福岡、那覇。 |
その他情報 | 受験手続 所定申込書を受験希望地にある家庭裁判所に郵送。 |
合格率 | 総合職/院卒者(人間科学区分):15.7%、 総合職/大卒程度(人間科学区分):9.8% |
問合せ先 | 最高裁判所事務総局人事局任用課試験第二係、各高等裁判所事務局、各家庭裁判所事務局。 http://www.courts.go.jp/ |
家庭裁判所が扱う家庭内の紛争や少年の非行について、その問題点を調査し、整理、分析した後、裁判官に報告し、調停事件や審半事件の適切妥当な処理のため意見を述べるのがおもな仕事です。そのため心理学、社会学、教育学、法学などの専門的知識と応用が求められます。家庭裁判所は離婚や親族間の紛争などを担当する家事部と、少年非行を担当する少年部に分かれていますが、家庭内紛争の解決や少年非行が再び起こらないようにするための指針を探るため、当事者の生い立ち、心身状況、家族関係、家庭環境などを調査し、調停や審判にも出席して意見を述べたりします。
裁判所職員(家庭裁判所調査官補)用Ⅰ種試験に合格することが必要です。受験資格は21歳以上30歳未満。試験内容は大学卒業レベルで出題されます。第1次試験は、教養試験(択一式)と専門試験(記述式)が行われ、第2次試験では教養試験(論文式)・専門試験(論文式)・口述試験(個別面接)が行われます。例年の試験日程は、申込受付4月上旬~中旬、第1次試験5月中旬、第2次試験6月中旬~下旬くらいです。
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