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国家資格 国連職員(国際公務員)

世界第一級のステージで活躍する

概要 国連職員(専門職)とは、専門的知識や技術を活かして業務に当たる職員で、 P級職員 (プロフェッショナル・レヴェル)という。また、管理職に当たるD級(ディレクター・レヴェル)と国際機関の事務局長なども含まれる。国連事務局では、外務省と協力し、若手国連職員採用のための国連職員採用競争試験を実施している。この試験に合格し、正式に採用となった場合には、ニューヨーク、バンコク、ジュネーブ、ウィーンなどの国連事務局で正規職員として勤務する。
取得方法 試験合格。受験申込は、国連事務局に郵送、ファックス、Eメール(推奨)で。応募用紙は、国連競争試験のウェブサイト
http://www.un.org/Depts/OHRM/examin/exam.htm)または国際機関人事センターのウェブサイト(下記)からダウンロード。国際機開人事センターでも交付している。
受験資格 日本国籍を有し、試験実施年度の12月31日時点で32歳以下の者。試験実施分野において学士号以上の学力を有する者。英語またはフランス語で職務遂行が可能な者。
内容 書面審査、筆記、面接
日程 2月と実施年の後半。要問合せ。
実施場所 東京、ニューヨークほか。
問合せ先 国連事務局(UNITED NA-TIONS2006NCRE,Room S-2575E
Examina-tions and Tests Section,OHRM New York,NY10017, U.S.A. FAX1-212-963-3683)
E-mail:OHRM-NCE2006@un.org
国際機関人事センター(〒100-8919 東京都千代田区霞ヶ関
2-2-1外務省南庁舎1 F 
℡03-5501-8238 FAX03-5501-8237)
E-mail:jinji-center@mofa-irc.go.jp 
http://www.mofa-irc.go.jp/

どんな仕事?

国際連合を主とした、さまざまな国際機関で働く職員を国際機関職員、または国際公務員といいます。その活躍の場は全世界に及んでおり、国連に対して、数多くの支援の要請がよせられています。現在、世界の約160カ国から集まった1万4800名で構成される事務局と、平和維持活動に従事する多くの民間人が、各地で起こるさまざまな問題に取り組んでいます。国連事務局では多数の分野で、能力のある献身的な職員を募集しています。採用規定も試験のみならず、厳しい書類審査、人物照会(レファレンス)が行なわれ、最低でも大学卒業以上の学歴が要求されます。

取得までの方法

職員の任期終了や新ポストの設置などのときのみに募集が行なわれ、就任後、すぐにプロフェッショナルな技能が要求されるため、採用のためのハードルはかなり高いものとなります。国連の職員になるにはさまざまな方法がありますが、ここでは次の「公開競争試験」を紹介します。これは国連事務局が外務省と協力して行っているもので、大卒以上の人を対象とした若手職員募集の試験です。この試験に合格し、正式に採用となるニューヨーク、ジュネーブ、ウィーン、ナイロビ、バンコク等の国連事務局で正規職員として勤務することになります。募集される職種はP1、P2、P3とレベルによって3段階に分けられており、P3はより専門的な学歴や職歴が要求されますが、試験は当面行われない予定です。まず、P1、P2レベルの採用試験の概要は次のとおりです。
受験資格は、・日本国籍を有する32歳以下の者
・出願する分野で学士以上の学位を有するもの(修士以上の学位を有するか、受験分野での職歴や著作物等があればより望ましい)
・英語またはフランス語のどちらか1カ国語で、任務遂行可能な者と、なっています。試験はまず応募書類に基づいて書類審査が行われ、合格者のみ国連より結果が通知されます。書類審査合格後は1次試験と2次試験があります。1次は筆記で教養と専門(設問、解答とも英語かフランス語)。
2次試験は面接です。1次試験は2月の上旬に東京で、2次試験は受験年度の後半にニューヨーク他(旅費は国連負担)で行われます。なお、P3試験に関しては、受験資格に修士号以上の学位や4年以上の職歴が必要で、かなりの専門知識が必要です。

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