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国家資格 航空管制官

航空機の安全な離着陸を誘導する任務

概要 東京、大阪をはじめ、全国各地の空港等で、航空機に対し、無線電話・レーダーにより離着陸、航行の安全に必要な指示を与え、または情報提供などの業務に従事する。試験合格後、半年の研修を終え実地に。
取得方法 試験合格。試験科目は次のとおり。
1次=教養(択一)、適性、外国語(択一)。
2次=外国語(聞き取り・面接)、人物、身体検査、身体測定。
次の者は不合格となる。
裸眼視力がどちらか一眼でも0.7に満たない者(両眼とも、裸眼視力が0.3以上で矯正視力が1.0以上の者はよい)。色覚、聴力に異常がある者。

3次=1.適性試験Ⅱ部(航空管制官として必要な記憶力、空間把握力についての航空管制業務シミュレーションによる試験)
2.身体検査・・・・主として胸部疾患(胸部エックス線含む。、血圧、尿、その他一般内科系検査
3.身体測定・・・・視力、色覚、聴力についての測定
①視力、色覚、聴力についての測定

次のいずれかに該当する者は不合格となります。
矯正眼鏡等の使用の有無を問わず、視力が次のいずれかに該当する者
・どちらか1眼でも0.7に満たない者
・両目で1.0に満たない者
・どちらか1眼でも、80センチメートルの視距離で、近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.2の視標を判読できない者
・どちらか1眼でも、30~50センチメートルの視距離で、近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.5の視標を判読できない者

色覚に異常のある者
片耳でも、次のいずれかの失聴がある者
・3,000ヘルツで50デシベル以上
・2,000ヘルツで35デシベル以上
・1,000ヘルツで35デシベル以上
・500ヘルツで35デシベル以上

受験資格 ①試験の告知の日の属する年度の4月1日の年齢が21歳以上29歳未満、
②試験の告知の日の属する年度の4月1日に年齢が21歳未満の者で、(ア)大学卒の者および大学卒業見込みの者ならびに人事院が同等の資格あると認める者。
(イ)短期大学または高等専門学校を卒業ならびに人事院が同等の資格があると認める者。
日程 試験日
1次試験・・・・6月上旬頃
2次試験・・・・7月上旬頃
3次試験・・・・9月上旬頃
実施場所 試験地
1次=札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、東大阪、広島、高松、福岡、宮崎、那覇(受験に便利な一都市を選ぶ)。
2次=札幌、東京、豊中、福岡、那覇。
その他情報 受験手続
所定申込書を国土交通省航空保安大学校へ提出。
合格率 5~8%
問合せ先 人事院の各地方事務局、
航空保安大学校(〒144-4041東京都大田区羽田空港
1-6-4 ℡ 03-3747-4506)
http://www.jinji.go.jp/

どんな仕事?

航空管制官は全国各地の空港や、航空交通管制部に勤務して、航空機を安全に離着陸させるための任務につきます。いわば空の交通整理・誘導といった仕事で、レーダーや無線電話を用いて、飛行経路の指示や天候状態に関する情報をパイロットに与えます。ニアミスを未然に防いだり、緊急着陸を無事に促すなど、空の安全を守る職業です。

取得までの方法

航空管制官採用試験の合格が必要です。受験資格は①満21歳以上29歳未満の者。②年齢が21歳未満の者で、大学・短期大学・高等専門学校卒業者および卒業見込者。ただし、裸眼視力が一眼でも0.7に満たない者(両眼の裸眼視力が各0.3以上で矯正視力が1.0以上は可)や、色覚・聴力に異常のある者は受験できません。
試験は第1次と第2次があります。第1次試験では、教養試験(多肢選択式)・適性試験・外国語試験(多肢選択式)が行われ、第2次試験では、外国語試験(聞き取りと簡単な英会話)・人物試験(個別面接)・身体検査・身体測定が行われます。なお、試験内容は、大学卒業レベルで出題されます。

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