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国家資格 労働基準監督官

労働時間・賃金などを違反取り締まり

概要

厚生労働省本省または全国各地の労働局などに勤務し、工場・事業場の帳簿の点検、作業環境の測定などを行い、違反があった場合には司法警察員としての職務も行う。
試験区分 労働基準監督A(法文)、同B(理工)の2区分。

取得方法 採用試験合格。1次(教養<択一>、専門<択一>、専門<記述>)+2次(人物試験、身体検査、身体測定:裸眼視力がどちらか一眼でも0.6に満たない者<両眼とも矯正損力0.7以上なら可>、聴力に異常のある者、四肢の運動機能に異常のある者は不合格)。
受験資格 試験の告知の日の属する年度の4月1日の年齢が21歳以上29歳未満の者。昭和59年4月2日以降生まれで、大学卒の者および大学卒業見込みの者ならびに人事院が同等の資格があると認める者。
日程 試験日
1次試験・・・・6月中旬頃
2次試験・・・・7月下旬頃
実施場所 試験地
1次=札幌、仙台・秋田、東京、新潟、名古屋、金沢、大阪、松江、広島、高松・松山福岡、熊本、鹿児島、那覇。
2次=札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、熊本、那覇(受験に便利な1都市を選ぶ)。
その他情報 受験手続
所定申込書を受験希望地の労働局に提出。
合格率 労働基準監督A(法文系):7.4%、労働基準監督B(理工系):8.9%
問合せ先 人事院の各地方事務局(所)および全国各地の労働局庶務課、各労働基準監督署。
http://www.jinji.go.jp/

どんな仕事?

厚生労働省本庁、または全国各地の労働基準局、労働基準監督署に勤務し、雇用者に規則違反があるかどうかを、労働基準法などにもとづいて監督するのがおもな職務です。低い賃金、長い労働時間、不完全な環境など規定違反の有無を調査するため、労働基準監督官には、事業所、工場、寄宿舎などの建物に立ち入る権限が与えられており、帳簿や書類の点検・検査、機械・器具の構造規格や性能および安全装置の検査、関係者への尋問などを行います。

収入と将来性

労働基準監督署長などの幹部への道も開かれている。平成22年度東京都特別区内に勤務する場合の給与は、20万5,202円。その他、扶養、住居、通勤、期末・勤勉手当が支給される。

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